私の体は子供の頃から硬かったです。

股関節なんかガチガチで小学校の時からあぐらをかくことができませんでした。

気楽にあぐらをかいてビールを飲んでいる人が羨ましくて仕方なかったです。

 

若い頃にブルース・リーに憧れていて、

少林寺拳法の道場(道院というのですが)に通い始めました。

それなりに毎日ストレッチングをしていて、自分では体がほぐれてきたなーと感じていました。

道院での稽古の終わりにはいつもあぐらで座って瞑想する時間があります。

板張りの床の上でのあぐらが股関節の硬い私には痛くて、

いつも瞑想どころではない足首の痛みとの戦いでした。

道場生が瞑想している間、先生が竹刀を持ってまわり姿勢の悪い人をチェックするのです。

私は体が固いのでよくチェックされていましたが、先生も半分あきらめていたのかもしれません。

ある時いつものように瞑想の時間体をチェックされながら「木村くんはいつまでも硬いな・・」と言われました。

その一言でポキっと心が折れた気がします。(笑)

 

今までストレッチング関係の書籍、DVDのたぐいは山のように買ってきました。

しかし最近になって大きな気づきを得られたのです。

その気づきを実践してきて以来、筋肉がかなり伸びるように実感されてきているのです。

この気づきにいたるまでの知識としては竹井仁先生の筋膜リリースの根拠や、

ジェームズ中野先生のストレッチの本で読んだ理屈があります。

 

しかし本当に得心したのは自分の体の筋肉でその動きや特性を確かめたときです。

くわしくは竹井先生の本にあるのですが筋肉の伸びるメカニズムが詳しく書いてあります。

30秒以上伸ばす力を加えていると最初の反発する力がなくなって筋肉が伸び始めるというものです。

これも本で読むと簡単なのですが、実際にやるとあるコツが要ります。

 

要点は

・意識の持ち方

・少し痛いくらいの位置で止める

・姿勢を保ちながらも伸ばしている部位をリラックスさせる

・ストレッチ中は動かさない

ということです。

 

意識の持ち方は、「あくまでも伸ばす部位の筋肉だけを意識する」ということです。

ストレッチングをやっていると、あれやこれや体の他の部位が気になって体の他の部分も同時に動かしたほうが良いんじゃないかという気になりますが、

実は伸ばしている筋肉の部位そのものだけをフォーカスし続けることがポイントなのです。

フォーカスすることによって伸びてくる瞬間を感じ取ることができるようになります。

 

次に伸ばし始めて止める位置ですが、

気持ちいいくらいでも駄目

痛すぎても駄目で

少し痛いくらいの位置で止めるのがコツです。

これは若干個人差もあると考えられますので、ご自分の体と相談しながら行ってください。

少し痛いくらいの位置で止めていて30秒か1分以上ポーズを続けていると急に筋肉が緩んで痛みがなくなる瞬間があります。

これが筋肉が反発する時期を超え伸びる時期を迎える瞬間なのです。

ストレッチングをやっていて一番うれしい瞬間です。

 

次は

姿勢を保ちながらも伸ばしている部位をリラックスさせるということです。

これは一見矛盾しているように聞こえます。

姿勢を保持するには筋肉を縮める必要があり、リラックスさせるのとは真逆の動作です。

ここでは拮抗筋というものの見方が大切になります。

筋肉が伸びている反対側では、その筋肉の逆の動きをする拮抗筋が縮んでいるということです。

なかなか伸びない筋肉に対してもその反対側の筋肉を緩める意識を持つとフッと緩くなることがあります。

ストレッチングの姿勢をキープしながらも、なおかつ伸ばしている筋肉をリラックスさせる感覚を感じ取ってください。

 

最後に

ストレッチ中は動かさないということです。

ストレッチをしている最中は該当部位が反発から伸びる動作に移行しようと、

筋肉の中で変化が起きています。

こういうときに体を動かしてしまうと又初めからしないといけないということになります。

ストレッチングをしていると、

「あ、こうすると他の部位も伸ばせるな」とか

「あ、こうするともっと伸びるな」

とかとにかく余分なことを考えがちです。

しかし一旦ストレッチングに入ったら決して体を動かすことなく、

必要なテンションを加え続けながら、その筋肉が伸びるのを待ちましょう。

 

これらのポイントを意識しながら行うことで筋肉というものは間違いなく伸びるようにできています。