日本文学研究の第一人者 ドナルド・キーン先生が亡くなりましたね。享年96歳。ご冥福をお祈りいたします。

正直に言いまして、キーン先生が生きていたことも全く知りませんでした。とうの昔に亡くなられたとばかり思っていました。何しろ私のイメージにあるのは三島由紀夫や谷崎潤一郎と知り合いだったというのが強かったもので。

言われてみれば、東日本大震災の後 日本に帰化すると宣言されて 大きく日本人を鼓舞してくださったのも2011年のことですからね。

大恩ある当時の状況を失念しておりました。失礼しました。

私の中でのキーン先生は日本文学を世界に知らしめてくれた日本の大恩人と言う位置づけです。

源氏物語にはじまって 紀貫之 兼好法師 井原西鶴 近松門左衛門 から 近代の 谷崎潤一郎 川端康成 太宰治 三島由紀夫や安部公房にいたるまで 日本人以上に日本文学を熟知し 日本文化を心底愛した方でしたね。

特に私は太宰治大好き人間だった。キーン先生も太宰治が大好きという共通点があった。キーン先生翻訳の人間失格 英語名 No longer human は私のFavoriteでしてAudibleで音声化されたものをいつも聞いていました。 何十回となく聴きましたね。日本語を英語に翻訳するときに へえー こんなやり方もあるんだーという感動も随所にありました。それにしても 英題の No longer human と言う訳は傑作だと思います。

ドナルド・キーン先生は96歳のご生涯を妻帯はされなかったようですね。この点が日本人妻を娶ったラフカディオ・ハーン先生と違うところですね。結婚はされてなかったが 養子はもらわれていますね。 その養子という方が 文楽 人形浄瑠璃で三味線を担当する重要な方ですね。 キーン先生は文楽もこよなく愛してらっしゃったそうで 文楽の存続に関して 橋下徹氏とネット上でやりあったこともありましたね。

ここに載せてある写真は伊勢かどこかで祭りに参加したときのものですね。キーン先生の写真の中で法被を着ているものが気さくで親しみがあって好きです。

96歳での大往生とはいえ 亡くなるとやはり寂しいですね。 大きな喪失感があります。